体幹トレーニングでヒップを鍛える
キュッと引き締まったヒップにするのが「3」です。男女を問わずに憧れるスタイルです。実は、以前と体重はあまり変わっていなくても、ヒップラインが崩れるとスタイルはかなり悪くなるのです。
ヒップが横に広がって平らになってしまうと、スムーズに履けていたボトムスもヒップで引っかかるようになります。ヒップは基本的に年齢を重ねると崩れやすい部分のひとつです。
加齢によって骨盤のゆがみが進みます。骨盤は、筋肉とじん帯で支えられており、筋肉が弱くなると骨盤を支える力も弱くなって、徐々に骨盤が開いてしまうのです。そこで体幹トレーニングの出番です。
ここではヒップの筋肉にピンポイントで負荷をかける体幹トレーニングを行います。まずは、あおむけになってひざを立て、手は体側に添えます。次にひざ、お尻、背中が直線になるような位置までお尻を持ち上げてください。できるだけ高く上げますが、体が反らないように意識してください。この姿勢をキープした状態から、左脚を床から離してひざをまっすぐ伸ばしましょう。この姿勢で5秒間静止します。その後脚を下ろして、反対の脚も同様に行います。左右各10回を1セットにして、1日2セットが目安です。
ここでも、腹筋の時と同様に、反動や勢いを使わないように意識してゆっくり行いましょう。正しいフォームを意識すればトレーニング効果が高まり、もしろ回数よりそれを重視してください。慣れてきたら、静止時間と回数を増やせば、更に効果が高まります。